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本の雑記帳24「『マリアビートル』感想」思い出エッセイ〔302〕

 『マリアビートル』(伊坂幸太郎作、角川書店刊)。著者3年ぶりの書き下ろし長編ということです。 例によって?本の帯から最も簡潔な梗概を紹介します。 “元殺し屋の「木村」は、幼い息子に重傷を負わせた相手に復讐するため、東京発盛岡行きの東北新幹線<はやて>に乗り込む。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」&「檸檬」、ツキの…
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本の雑記帳20「『廃墟に乞う』感想」思い出エッセイ〔251〕

佐々木譲作『廃墟に乞う』文芸春秋社刊。直木賞受賞作。短編が6篇、何れも休職中の北海道警察本部捜査一課 仙道孝司刑事が主人公の‘連作’ということです。 長編と思って読み出し、最初の1篇を半ば過ぎまで読んで、短編と気付きました。 前座扱いするわけではありませんが、最初の『オージー好みの村』が鮮やかなイメージが浮かぶ作品なので、簡単…
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本の雑記帳16「『朗読者』感想-映画【愛を読む人】との比較-」思い出エッセイ〔200〕

 『朗読者』は、ドイツ映画【愛を読む人】の原作です。映画との比較ということに重点を置いて読んでみました。 『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク作、松永美穂訳、新潮文庫)。 映画を観て、原作を読みたくなったということは、初めてだと思います。 映画は優れた作品でしたが、観終わった後、素朴な疑問もあり、15歳の少年と36歳の女性…
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本の雑記帳14「『告白』感想」思い出エッセイ〔149〕

 湊かなえ作『告白』双葉社刊。このありふれた書名も湊かなえという著者も、ほんのここ数日、新聞で初めて知った、というか目にしました。何かピンとくるものがあって、読んでみました。当たりでした。 今年の8月10日が初版で、私が手にしているのは、11月26日、第11刷です。 優れているものは、埋もれることなく、タイミングよく紹介されて、…
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読書雑記「『砲台島』のことなど」思い出エッセイ〔146〕

 ‘本の雑記帳’とするはずでしたが、上記の本を客観的に紹介する気になれず、と言って、書きたいことはある、そんな中途半端な気分のまま‘雑記’とすることにしました。 少し前の新聞のスクラップを繰っていて、読んでみたいと思う本に行き当たりました。 三咲光郎氏という作家の『砲台島』というミステリーです。 戦争中の和歌山県が舞台で、…
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本の雑記帳13「東野圭吾『聖女の救済』感想」思い出エッセイ〔143〕

 東野圭吾作『聖女の救済』文芸春秋社刊。あの、映画「容疑者Xの献身」の原作者の最新作です。この頃読書欲がトミに衰えている私としてはめずらしく、一気に読んでしまいました。A社のお薦めで、特にミステリーでは、あまり見たことがない、☆五つの評価であることが、読んでみる気になった第一の理由です。 第二に、映画「容疑者Xの献身」を面白く観た…
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本の雑記帳12「『さよなら渓谷』感想」思い出エッセイ〔130〕

 吉田修一『さよなら渓谷』新潮社。“傑作『悪人』の著者が再び放つ問題作!”、本書のキャッチ・コピーです。私は、この不思議なタイトルに惹かれました。‘渓谷’という言葉の持つ、明るさもあるのに、奥行きが深いイメージと、‘さよなら’という軽い言葉。なかなかのタイトルです。本の表紙には、本当に、渓谷の写真が使われていました。光が射し込んでいるけ…
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本の雑記帳9「海堂尊『死因不明社会』感想」思い出エッセイ〔104〕

 海堂尊『死因不明社会-Aiが拓く新しい医療-』講談社、ブルーバックス。実は小説と思って、買ってしまいました。☆4つ半。これは、また読み応えのあるメディカル・ミステリーが読めると思ったのですが・・・‘Ai’とは、Autopthy Imagig、「死体(死亡時)画像診断」のことだそうです。Aiの普及を訴えるべく、お馴染み厚労省官僚の白鳥圭…
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本の雑記帳7「『おひとりさまの老後』雑感1、他」思い出エッセイ〔93〕

 上野千鶴子著、法研刊。本を買ったら(借りて読んだ場合は別)、すぐブログに書くことにしているのに、この本を買ったのは、一ヶ月以上前です。何が理由か。自分でもちょっと説明できません。その時既に20万部前後のベストセラーでした。上野女史は、「男は産業廃棄物」などの思い切った発言で、研究者としての業績を知らない人にも、よく知られた存在の方です…
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本の雑記帳6「『暴走老人』感想、他」思い出エッセイ〔89〕

 藤原智美『暴走老人』文芸春秋社刊。最初から自分のブログのことで、恐縮です。前回、バスの中の老人の行動について書いたのですが、その時、‘暴走老人’という言葉があるらしいと書きました。その言葉を聞きかじったか、目の端に入ったか、面白い(と書いては、暴走老人に叱られそうなので)というより、人の目をひくネーミングだと思いました。そのブログに、…
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本の雑記帳5「海堂尊『ブラック・ペアン1988』感想」思い出エッセイ〔84〕

 海堂尊『ブラック・ペアン1988』講談社刊です。また、あのドクター達のペダンティックな、優越意識に充ちたオシャベリかと思って、ちょっと躊躇がありましたが、案に相違。一気に読めました。そして・・・‘非常に’をつけてもよい、よく出来た作品でした。お薦めです。これまでの作品は、‘メディカル’の臭いが最初にありき、という感じでしたが、この作品…
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本の雑記帳4「曽根圭介『沈底魚』紹介」思い出エッセイ〔75〕

 曽根圭介作『沈底魚』講談社刊。本年度乱歩賞受賞作品です。‘公安ミステリー’とうたってあります。これはちょっと困りました。非常に紹介しにくい。プロットを追って行く中に、いつの間にか終わってしまった。登場人物が、それぞれ、個性が際立つように描かれていて、彼らが交わす会話や状況で、プロットが肉付けされている・・・結末はあるようで、ない、それ…
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本の雑記帳3「道尾秀介『ソロモンの犬』感想」思い出エッセイ〔73〕

 道尾秀介作『ソロモンの犬』文芸春秋社刊です。かなり前から、非常に恣意的な読書をしているので、この著者のお名前も作品も、知りませんでした。 ‘Riverside café SUN’s’という名の喫茶店に、主人公、秋内静が入る場面から物語は始まります。SUN が、太陽だったか、息子だったかと主人公が迷うという記述にまずイラ…
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本の雑記帳2「『白州次郎・正子の食卓』+『次郎と正子』」思い出エッセイ〔66〕

 白州次郎・正子夫妻の長女、牧田桂子さんが、ご両親に作ってあげた、お料理100選と、娘の立場から、ご両親、特に白州正子さんについて、遠慮会釈なく、バッサ、バッサと切り捨てる、それでいて、(失礼な言い方かも知れませんが、普通の家庭に育った者から見ると、風変わりな)愛情、愛着も語っておられます。一種、クセのある本で(失礼)、白州正子女史に関…
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本の雑記帳1「海堂尊『ジェネラル・ルージュの凱旋』読後感」思い出エッセイ〔48〕

 次々に‘雑記帳’を作ってしまって、気が引けますが、雑記帳なら何でも書けるという便利さ、気楽さは棄てきれず、また一冊、作りました。書評ではなく、感想です。大したことは書きませんし、この本には、所謂ネタバレ、それも要となるようなものは存在しないとも思うのですが、これからお読みになる方は、「続き」をご覧にならないでください、と一応書いておき…
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