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zoom RSS 思い出エッセイ〔487〕映画雑記帳243「【超高速!参勤交代】感想」

<<   作成日時 : 2014/07/25 10:51   >>

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 【超高速!参勤交代】(佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志、西村雅彦、寺脇康文、上地雄輔、六角精児、陣内孝則、市川猿之助、石橋蓮司、知念侑李、柄本時生、監督:本木克英)。

この映画の封切りは一か月以上前なのに、7割近い観客に驚きました。中高年の方が殆どで、近くの方の、クスクスと笑うタイミングが、もしかして二度目と感じさせました。
「参勤交代」と聞いても、あのシズシズと進む行列しか思い浮かびませんが、前に「超高速!」と付くと、それだけで予想できない動きが感じられ、興味津々、どんなストーリーが進行するのか楽しみになります


湯長谷藩(現在の福島県いわき市に藩庁があった−Wikipedia)の藩主、内藤政醇(佐々木蔵之介)は、参勤交代から帰国したばかりなのに、ゆっくり休みもとらない中に、5日以内に再び参勤交代せよと、幕府の老中、松平信祝(陣内孝則)から命令が下った。      
領地内の金山に家老が目をつけて、無理難題を吹っかけてあわよくば取り上げようと言う魂胆である。

不可能なことだが、幕府の命とあらば従わざるを得ない。しかしどうやって・・・
藩主以下知恵を絞る。

参勤交代には莫大な費用がかかる。
まず行列に必要な人数も集めなければならない。それは不可能で、何とか人の目をごまかすしかない。

当然一番の近道を選ぶことになる。
偶然かどうか、山中の近道などに通じている抜け忍、名前も怪しい雲隠段蔵(伊原剛志)が現れ、案内をかって出る。

藩主、政醇は、実は駕籠が大の苦手で、猿の菊千代を代わりにのせたりする。
途中他藩の藩主がご挨拶と言う危機も何とかかわす。

他藩の行列と行き会う。その前を横切ることはできない。
咄嗟に裸に近い飛脚姿となって、行列の前を横切る。飛脚だけは参勤交代を遮る形になっても、前を横切ることを許されていたそうです。

こんな風に書いて行っては、見てのお楽しみを明かしてしまうことになりますので、この辺で止めます。5日で参勤交代の苦労や工夫、行列を遮ろうとする敵、まだまだお話はたくさんあります。


ただただ知恵を働かせて、参勤交代の行列を組み(或は組んだと見せかけて)期日内に江戸に着いて、お目通り、そのための工夫、思いがけない手段を考える・・・それだけに絞っているのかな、チャンバラは最初だけで後はなし、ということかしら、と思い始めたところで、思いがけず激しい、しかしスマートな殺陣の場面も見られます。

殿様が、木賃宿で身分を隠して泊まっている時、所謂飯炊き女、お咲き(深田恭子)と親しくなるのですが、もうちょっとおとなしいとか、可愛げがあるとか、の方がよかったのでは、側室にしようと言うのですから。

家族が、この俳優はジャニーズ、とちょっと説明した時、何と私は最初どの人だったか思い出せず、ちょっと思いめぐらせて、そうそう弓の使い手、最後に非常に重要な場面を任されていた、と思い出しました。
彼だけでなく、この映画は、参勤交代を5日でどうやってクリアするか、そのことがメインと言うか、それに凝縮されていると言う感じで、人よりも場面に気を取られた映画と言えるかも知れません。

知恵をめぐらせ、手段や方法を考え出すのは人間なのに、人は、方法を考える道具、と言うと言い過ぎですね、どうすれば少なくとも8日はかかる参勤交代を、3日分、どこをどうやって省くか、そのために人はどういう動き方をするか、人格などということは考えずに必要に応じて、決められた通り、動く、時として消える、とにかく5日で、それだけ、それでいいと思うし、それに徹したことが、おかしさを生み出した、あれこれ考えなくてもいい。

殺陣のシーン、きれいだったし、優れていた、そこには人間がいた、製作者はこのシーンで人間を描こうとした、と言ったら、私の独りよがりの考え方かも知れませんが。

面白かったし、笑えた、しかし、この映画だけについて言うのではなく、この頃、映画を見て、声をたてて笑ったことがありません。
子供の頃、学生の頃、映画を見て、大笑いすることが結構ありました。ハリウッド映画が殆どでしたが。

喜劇俳優と言う、今では死語になったに等しい言葉が生きていましたし、その人達は、皆大物俳優でした。
彼らが出演する映画は、特に喜劇映画と呼ばれはしなかった。でも心から笑えるシーンがいくつもあった。

今や、昔はお笑い芸人と呼ばれた人が売れっ子のタレントになったり、俳優になったりしていて、笑いをとろうと特に考えているようには見えません。

少々、どころか大分脱線しましたけど、この映画がコメディとしてもよくできていると思うので、本当に心から笑える作品を見てみたいと言う思いをちょっと書いてみました。  《清水町ハナ》


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