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zoom RSS 思い出エッセイ〔486〕「7月のある日(2014)」

<<   作成日時 : 2014/07/11 13:13   >>

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 「悲運のカルガモ」「焼き鳥」「台風」

「悲運のカルガモ」
少し前、札幌でのこと、大きな道路の中央分離帯で戸惑っているカルガモの親子を、警察官が車をとめて安全な所まで誘導したと言うニュースがありました。
そんなこと職務外だとか、交通渋滞を招くだけ、などと思った方は少ないでしょう。

実は、カルガモ親子が警察官に助けられるケースは全国で結構あるそうです(net)。
カルガモだから可愛いのか、もしカラスだったら、と考えて、そう言えば、カラスの雛鳥が親の後を歩いているのなど見たことがないし、話に聞いたこともない。水鳥かどうかも関係あるのかどうか、飛び立ってそのままなのでしょうね。
もしカラスの雛鳥がカルガモのように親の後を行進したら、やはり可愛いと思うのでは。

ウチはある時期まで季節になるとメジロがバルコニーに来ていました。最初は2羽だったのが3羽来るようになり、親子とは考えにくいけど、4,5年は来ていたでしょうか。
彼らが来ると、ミカンを特別にやっていました。
文鳥やシジュウカラ、時として籠から逃げたらしいインコなどが偶に来ることもありました。
そこに鳥インフルエンザのニュース、残念だけど、すぐ餌やりを止めました。大分前のことです。
もうこの家は餌をくれないとすぐ分かるようで、メジロは勿論、ヒヨドリ、ムクドリ、雀まで来なくなってしまいました。

カルガモから脱線してしまいましたけど、鳥も、きれいとか声がいいとか、カルガモの親子の姿が、ほのぼのとした気分になれる、癒されるなどという理由で、愛される順位がついてしまうということになるようです。

今年は大雨が多く、バルコニーにまで流れが発生し、鳥が来ても流されてしまいそうな感じがしますが、一週間位前、もう少し前でしょうか、テレビで見たのですが、大雨で増水した川を、何とカルガモの親子連れが向こうから渡って来て、辿り着いたらしいのに、河川敷など水の下、行く手を阻むコンクリートの護岸、親は飛び上がろうとして失敗、一旦川の中に姿を消したものの、すぐ飛び上がって、おそらく無事だったでしょうけど、雛鳥は流されてしまったのでしょう、‘鳥も水に呑まれる・・・‘と言うようなタイトルだったと思うので。それにしても母親は増水して流れの速い川を何故渡ろうとしたのか、危険という位わかりそうなものなのに。
(後でちょっと思いついたことですが、増水した川は、親鳥には、車の行きかう大通りより馴染みのある安全な場所に見えるのかも知れません)

雛鳥は、親鳥でなくても自分の前に立つものについて行くと言う習性があると言われますが、あの可愛い行列、ただ無意識に行動しているというわけではないと思いますが。
それにしても、増水した川を、向こうから渡って来るのが見えたからあの写真が撮れたのだと思いますが、雛鳥を網か何かで掬ってやることはできなかったのかしら・・・


「焼き鳥」
カルガモのことを書いた後に焼き鳥とは、いささか無神経だったと後で気づきました(それを最初に書いているわけですが)。
これもちょっと前に、見たか聞いたか、どっちか覚えていないのですが、焼鳥屋では、焼き鳥を串から外して食べてはいけない、そのまま串を口に持って行って食べなければならない、焼鳥屋の主人の中にはそうしないと文句を言う人もいる、とあって、へー、食べ方でお店の人に怒られるのか、知らなかった、と感心したり、それもどうかと思ったり。

焼き鳥は時々買います。好きだけど、レバーを時々食べた方がいいという理由もあります。
食べる時は、 箸で一つずつ取ります。特にそうと決めているわけでなく、ずっと前からそうしていたと思います。
家族は串を横にして食べる(何とどうやって食べるか、思い出せなくて、聞いたのですが)、縦にすると一つ目位はいいけど、その後串があぶないし、尖ったものが目立っていやな感じがするからと言います。

子供の頃は焼き鳥を家庭で食べることはありませんでした。
デパ地下などでも焼き鳥売り場を見かけるようになったのもそう前のことではないような気がする。それでも10年とか20年とか経っているように思いますが。

調理法は一見簡単と思えるのに、ウチでつくったことは一度もありません。
焼鳥屋さんにはそれぞれ秘伝のタレがあるでしょうし、鶏肉を小さく切って、わざわざ串に刺すということから、焼き方や焼き加減も難しい。煙も出る。
つまり家庭料理向きではないということです。

本来どのような食べ方をするかと言うことなど、個人の勝手だと思うのですが、家庭料理ではないから、こうして食べるべきだ、などと言うことが、ちょっとしたネタになるということでしょうか。
それにしても、串からはずして食べるか、横にしてハーモニカを吹くようにして食べるか、など、どうでもいいことのように思えて、子供が食べる時のことを考えると、特に例えばお祭りなどで食べることを考えると、転んだりしたら、と考えてしまいます。
以前事故が報じられたことがあります。焼き鳥ではなかったかも知れませんが。

こういう方向に結論を持って行くのは、ルール違反のようなものですが、やはりつい、子供が食べる時、とか、そっちの方に考えが行ってしまいます。


「台風」
今のマンションに越して20年位になるでしょうか。
その間台風は何十回も来たと思いますけど、構造の所為もあるのか、備えらしい備えをしなくても、小さな被害も受けたことはありません。

入居してからすぐ、居間に面したバルコニーで花作りを始めました。
大したこともできないのですけど、花作りは趣味でもありました。
以前の住居では鉢植えの樹も結構もたせたことがありましたが、ここでは樹はやめて、それでも例えば大きなカンナなど大鉢もいくつかありました。

それまで一度しか病気で入院したことがなく、厳しい仕事をこなして、定年後も年齢に見合った仕事を週に一回とか二回していた夫が、思いがけない病を得たのがもう十年も前になります。
二年以上かけて、一人者と言われるドクターのお蔭で治癒し、それでも特に食事面で制限があったのですが、とにかく安堵して、数か月、再びちょっとした不調が、実は難しい病が進行して重度になっていると分かり、彼の希望で言わば嘗てのホームだった病院に入院しました。懐かしいスタッフと思い出も語り合ったものの、初めての人と合わなかったり
必ずしも心静かにと言うわけにはいきませんでした。

夫が病み始めてからバルコニーの花作りを止めてしまい、それっきり空の鉢の置き所はあるけど、置き方が悪いとか言われ(それなりにまとめたつもりでしたが)、息子が置き直したのに、台風が来るから土を処分してくれと言われ、こんな固い土、それにそうならないようにしてある、と息子も文句を言い出す始末。それでも鉢をとりあえずビニール袋に入れてくれました。少しずつ処分しなければなりません。

西向きの部屋に住むのは初めてでしたが(籤で東が当たらなかったのです)、夕陽が沈む風景もなかなかの見ものです。富士山も見えるし。

夫は十年余書斎からの夕暮れの風景をたのしみました。
彼に懐いていた猫二匹も二年後相次いで死んでしまいました。
少し離れた所で暮らしていた息子が頻繁に来るようになり、結局一緒に暮らしていますが、大きな声では言いたくないけど、助かっているし、話の合う相手がいるということは、生活が平安に過ぎて行くこととあらためて気づかされています。

夫は地震も嫌いだったけど、台風も苦手でした。家事の手伝いと言うのは、皆無に等しく、定年後、テレビなど見ながら、ゆっくり食事をし、自分の食器を洗う位が、思い出せる手伝いです。
息子は一人暮らしが長かったので、家事は何でもこなします。
私もさすがに老いて、手のかかる料理もつくらなくなったし、あちこち故障があるので、掃除機を使うのも苦手です。今や歩きに難ありで、買物も不自由です。
そのあたりを、軽くやってくれることも大助かりです(勿論毎日というわけではありません)。
台風嫌いでもなく、夫と二人の時は台風の時、全て私が対処しなければならないということからも解放されたわけです。決して喜んでいるわけではありませんが

今度の台風8号は大きな被害が予想されるということで、台風情報をつけたまま、文字通りまんじりともせず、起きていました。
当然交通機関も止まってしまうだろうし、息子の仕事先が休校になるかどうかは、6時半に連絡があると言うことで、その連絡は、固定電話にかかるだろうし、息子の部屋にはベルが聞こえないから(決してウチが広いわけではなく、部屋の密閉性が高いということです)、私が知らせなければと思ったのです。

はっと目を覚ましたら、息子が仕事に出るところで、「台風でバスが 止まっているでしょう」と寝ぼけ声で言うと、「外を見なさいよ。青空だよ」そう言って出て行ってしまいました。
私はぼんやりと青空を眺めたのでした。  《清水町ハナ》

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