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zoom RSS 思い出エッセイ〔483〕映画雑記帳240「【万能鑑定士Q】感想」

<<   作成日時 : 2014/06/04 12:27   >>

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 【万能鑑定士Q−モナ・リザの瞳−】(綾瀬はるか、松坂桃李、村上弘明、初音映莉子、ピェール・ドゥラドンシャン、監督:佐藤信介)。

タイトルだけで見てみようかと言う気にさせる映画が時折あるものです。
この映画などもその例です。
万能、と言う言葉にはちょっとひっかかったけど、「鑑定士」に惹かれたのは、似たようなタイトルの映画を見損なったという個人的な事情もあるし、‘鑑定’は古めかしい響きがあるけど、結構ホットな(なんて、いつ頃出現した言葉か、でも完全に死んではいませんよね)言葉である、綾瀬はるかが鑑定士?・・・若干イメージが、と思うけど、まあ、見てみましょう、感じがいいし、大役もこなしている、と言うか、今や大女優のおもむきがある(と言うのはまだちょっと早いかも知れませんが)。


主人公の鑑定士は、凜田莉子(綾瀬はるか)という、秀才に違いないと思わせる名前なのに、高校時代までは劣等生だった、それがちょっとしたきっかけで、才能を見出され、記憶術を磨いた結果、優れた鑑定眼を持つに至り、「万能鑑定士Q」という店を開く。

一方、週刊誌の記者、小笠原悠斗(松坂桃李)は、見るからに、ボーっとした感じで、編集長に怒られてばかり、敏腕記者とは程遠い感じだが、一旦関心を持つと、とことん追求する面もあり、鑑定士凜田莉子に惹かれ、彼女を密着取材する。

莉子は、2014年、二度目の来日をする「モナ・リザ」の警備他を担当することになり、臨時学芸員の資格で、ルーブル美術館のテストを受けることになる。
「モナ・リザ」の真贋を見分けるテストもあり、厳しい訓練を受け、最終テストをクリアしなければならない。

もう一人の受験者、流泉寺美沙(初音映莉子)と共に、莉子はテストに合格し、日本へ戻り、「モナ・リザ」来日に備えることになるが・・・


当然のことながら、来日した「モナ・リザ」をめぐって、大きな事件が起きるわけですが、それについて触れるわけにいかないので、紹介、或は、粗筋と言っても、特にポイントもないし、最後のヤマの結構大がかりな展開やアクションが、そこまでの割と平板なストーリーの運びから目が覚める、と言う効果があることは確かとしか書けないことが、少々歯がゆかったとだけ書きます。

映画の盛り上がりとしては、全ては最後の事件に集約されているということです。

もっとも、ルーブル美術館でのロケ(閉館後から翌朝までということですが)、同じくパリ・ロケが、「モナ・リザ」と言うあまりにビッグなタイトル、対象、テーマに、現実感、親近感を持たせることにかなりプラスしているとも言えます。

見ている時は、少々退屈な気もしたのですが、パリと美術館、「モナ・リザ」の、専門家でも見分けのつかない巧妙な贋作を見せることや、ルーブル美術館の学芸員の資格に必要なことをテストの形などで示すこと、他どちらかと言えば地味な知識のレベルのことの紹介なども、今考えると、現実は、事件ではなくそっちにあったと気づかせられます。

1974年、日本の国立博物館に「モナ・リザ」が来た時、見に行きましたが、第一印象はこんなに小さい絵だったのかということでした。
その時は、これが最初で最後の「モナ・リザ」対面かと思ったのですが(海外勤務などない仕事でしたし)、その年の中にヨーロッパへ行く機会が訪れ、その後も何回か、ルーブル美術館で見ることができました。

今はどうか知りませんが、当時はヨーロッパ初めて、と言うタイプのツアーには必ずと言ってよくルーブル美術館が組まれていて、「ミロのヴィーナス」と「モナ・リザ」は入ってすぐ、という所に展示してありましたから。

感じのいい映画、品のいい映画でした。
綾瀬はるかも、次第に貫禄のようなものが感じられるようになっても、あくまで万能鑑定士などと言う大それた?人間になり切ろうなどとせず、彼女の持前の雰囲気を保ったままで、また松坂桃李も、一生懸命でもどこか抜けた(とまでは言いませんが)、最後の見せ場でもちょっとトチル感じが却ってよかったと思います。

ルーブル美術館、「モナ・リザ」、万能鑑定士、と言う、大きな存在、ビッグワードだけが浮いてしまうことがなく、作品の内容や登場人物に溶け込ませることができていたと思います。  《清水町ハナ》

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