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zoom RSS 思い出エッセイ〔474〕映画雑記帳235「【エージェント:ライアン】感想」

<<   作成日時 : 2014/02/19 14:31   >>

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 【エージェント:ライアン】(クリス・パイン、ケビン・コスナー、ケネス・ブラナー、キーラ・ナイトレー、監督:ケネス・ブラナー)。

大雪が二回も降って、用事がいくつかたまっていました。歩く道だけは確保されたようなので、ついでに近場で映画を見ようかと思い、封切り間もないこの映画をみることにしました。
CIAの映画らしいということ以外、知らない、と言うか、トム・クランシーのライアンものは二作か三作みているはずのことも忘れ、何とライアンの上官役がケビン・コスナーであることも気がつきませんでした。
でも面白かった。よくできたサスペンス・アクションものと言う感じで、脳が何らかの刺激を受けるのか、少し活発になったように感じました。気の所為だと思いますけど。


ジャック・ライアン(クリス・パイン)は、9・11のテロ後、志願して海兵隊に入隊する。
アフガンで飛行中事故に遭い、瀕死の重傷を負う。同僚二人を助け出したためでもある。
長い厳しいリハビリが漸く終わりかけている時、上官のウィリアム・ハーパー(ケビン・コスナー)が現れる。

ライアンの、大学時代の専攻や書き終わっていない博士論文について是非Ph.D.をとるようにと助言したりしながら、ウォール街で、投資銀行のアナリストをしないかと持ちかける。
ライアンにとっては願ってもない仕事で引き受けるが、突然の申し出だった。

間もなく、ハーパーは、これはCIAの仕事であり、自分もCIAのスタッフだと告げる。
ライアンは、CIA情報分析官の身分を隠して仕事を続けるが、ある日、ロシアの大物実業家の株の動かし方が、世界規模のテロにも繋がりかねないことを察知する。
すぐにハーパーに告げると、ライアン自身がロシアに行って、事実を探るように命令される。これで君はCIAのエージェントになったのだとも言われる。

ライアンは、リハビリ時の病院の女医、キャシー(キーラ・ナイトレー)と親しくなっていて、結婚を考えていた。
彼女はパリに行こうと言い、ライアンは、仕事のための出張と言って、ロシアへ行くことは告げなかった。

モスクワに着いて、ホテルに行くと、屈強な大男のベル・ボーイ?が部屋まで案内するが、途端に男は銃を発射して、ライアンを殺そうとする。
ライアンは応酬するが、これが普通の?撃ち合いではありません。メチャクチャに撃って来る。最後はライアンが、男を風呂場の水に漬けて殺す。CIAで特訓を受けたという場面もないし、海兵隊上がりが、ロシアの、おそらく腕のいいプロの殺し屋に勝ったということになるのでしょうか。

何しろクリス・パインは、優しそうな顔で、いつも穏やかだし、CIA要員とは対極の?風貌ですから、突然スゴク強いところを見せられて、ビックリさせられるわけです。
しかもモスクワの超一流(おそらく)のホテルの中で、所構わない銃撃戦にも、誰も姿を現さない、シーンとしていることにも驚かされる、ホテル全体が敵ということでしょうか。

ホテルに入るまでも、ロシアが(或いは国家をも動かせる個人が)機会あれば、アメリカを経済的に破綻させようと計画しているとか、大規模なテロを起こそうとしているとか、ソ連時代のような、或いはそれを上回るような、敵対関係にあるというようなことが語られます。
今は当時と違って、株の操作一つでも大きなダメージを国家レベルで与えられる、コンピューターと言う、秘密を閉じ込めたり秘策を練り上げるのに役立つ、そしてそれを敵の知らない間に盗み出すこともできる、鉄のカーテン時代にはなかった、人力にプラスする絶対的な存在がある、

まあ、いずれにしても、アナリスト・ライアンが、エージェント・ライアンとなって、ロシアに着いた途端にシーン、ストーリーは一変します。
アクション・シーンもスゴクて、何が、誰が、何を追いかけ、戦っているのか分からなくなる時もありました。モスクワでのカーチェイス、どこで撮影したんでしょうね。

ロシアの代表?大物財界人、ヴィクトル・チェレビンは、監督でシェイクスピア俳優でもある、ケネス・ブラナーが演じています。
ホテルに、パリにいるはずのキャシーが突然やって来る。ライアンは、行き先を話していないし、誰が、どうして・・・

ライアンは、チェレビンと会う約束をしているが、その時キャシーも同伴でとチェレビンは言う(のだったと思いますが、彼がキャシーに見惚れている間にひと仕事しようと、ライアンが言い出したのか、忘れました)。

当然?チェレビンの計画は防ぐことができるのですが、実はもうひと山、あります。
アメリカに帰ってから、ウォール街を対象にしたテロが計画されていると言う、アメリカの経済が完全に停止してしまうという企てです。これについては、映画でお楽しみください。


穏やかで、本当にアメリカ的ないい人に見える、クリス・パインのライアンが、CIAのエージェントとなってからの変貌ぶり(と言ってキャシーの身を案ずるところなどは優しい夫です)も見どころですが、今の日本ではロケ地を提供することも考えられない、アクション・シーンと言うより、プロット、種々の設定、例えば米ロ関係と言うのは、こんな懸念も若干はあるのだろうか・・・ある意味、昔のイアン・フレミングの時代の方が分かりやすくて穏やかにも見える。

株の売買一つでも、昔の兜町の場面などは、歴史的な風景になってしまった、誰もがコンピューターを使っているけど、それを最強の道具として、行動を起こすのは人間であるところは、変わらないわけですが、ライアンのようなアナリストが絶えず、世界の動きを監視していなければならない、それは勿論、ウォール街だけの動きに留まるはずもない。

架空のお話と分かっていても、日本はダイジョウブなのかな、と言う飛躍した、それでいて結構本気の思いが、映画を見ている最中にもチラチラ浮かぶ、それは、この映画の思う壷に嵌ったということになるのかも知れませんが。

「エージェント」と言う言葉について、株式のアナリストでもCIAの要員であれば、エージェントなのではないかと思っていましたが、ライアンがモスクワに行くことになった時、ハーパーが、「君もこれでCIAのエージェントになった」と言う場面があるので、所謂諜報員、危険を冒してスパイ行為をする者が、CIAではエージェントと呼ばれるようです。

CIA映画と言うと、内情を描いた、【ゼロ・ダーク・サーティー】と言うのがありました。
事実に基づいているということでしたが、協力者となった者の車を、何人かのCIAスタッフが門の所で出迎える場面があり、そこで車は自爆テロを行い、周囲の者も巻き込んで、スタッフが何人も死んでしまう、実際にあったこととされていました。

新たな協力者は、寝返ったという設定だったと思いましたが、どうしてそれだけの事実で門の所で出迎えるのか、納得いかなかったし、別のことで、私が勘違いしたこともあるので、その自爆テロをした者について書かれた本を読み、一文を書き始めたのですが、急に何を馬鹿げたことをしているのだろうと仕上げるのを止めてしまいました。

実話に基づいている、と言う事実しか知らされていないのに、大体CIAの実像なんて何一つ知らないのに、アルカイダの側(全部がというわけではありません)について書かれた本を読んで、その事件について、もう少し知ろう、近づこうなんて言う試みが何の意味もないバカバカしいことだと思うに至ったからです。

第一CIAは、アメリカの組織です。
映画に度々登場するのは、現実に普通では考えられないこともしているからでしょうけど、寝返るという事実は一番信用できないことに思えるのに、何人も巻き込まれるという事実よりは、この映画のように、虚実入り混じっている、サスペンス、アクション映画として、仕上げ、結構参考になるシーンもある、この中のこれとこれは事実かなと思える位のエンターテインメント映画が、ハラハラしながらも、真に気楽に見られると思いました。

面白かった、気分が晴れた、見てよかった、非常に単純な感想です。  《清水町ハナ》

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