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zoom RSS 思い出エッセイ〔467〕「11月のある日(1)」

<<   作成日時 : 2013/11/14 08:32   >>

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 「テレビのワン・シーン」「猫づくし」。

「テレビのワン・シーン」
前回、昔の農家の、稲の脱穀機について、ちょっと書いたのですが、翌朝テレビをつけたら、偶然、昔の脱穀機(現役なのかも知れませんガ)を取材している場面が出ました。
もう終わるところで、昔ながらの脱穀機を目にしただけで、詳しいことは分かりませんでした。

多分足踏み式で、グルグル廻る胴の部分に稲束を押し付けて籾を落とすのは、同じのようでしたが、大きく違うと思ったのは、稲束が前の方に散乱するような形で散らばっていること。
私が子供の頃経験した脱穀機は、籾を落としたら、手前に束を落とす、つまり脱穀機の中に籾が収まる形で、脱穀し終わったら、自分で束を始末すること、取材の対象となった器械は前の方が開放型であるのに対し、私のは、箱型の器械だったことです。或いはテレビの器械の方が少々自動性が高いのかも知れません。

今は全自動式が普及しているらしいことは、テレビで見ましたが、昔は器械も色々と言うと、大雑把な言い方かも知れませんが、試行錯誤や経費のことも考えながら、手動から徐々に自動に変わって行ったのだと思います。

もう一つ、今度は海の話ですが、『心旅』(NHK)で、宮城県の長浜海岸に行き、お手紙の通り桜貝を探している中に、帆立の殻に牡蠣の殻が何枚か付いているのを見つけて、これ何だろう、と、分かる人がいなくて、火野さんはそれをポケットに入れたと思います。

あ、養殖牡蠣かも知れない・・・気づきました。
東日本大震災で、三陸海岸の牡蠣の養殖は壊滅的な被害を受けたが、その年の中に例えば気仙沼で、再度ゼロから挑む養殖業者の方の姿をテレビで何度か見ました。
簡単に書くと、帆立の殻を吊るして、そこに牡蠣の幼生(稚貝)を付着させ、更にそれを牡蠣筏に吊るすという方法を業者の方が語るのを聞いたのですが(少し調べもしました)、長浜海岸で見つかった、帆立の貝殻に何枚かの牡蠣の殻がついた不思議な姿をした貝殻は、本来、育ったら、帆立の殻から取り外される牡蠣が、収穫されることなくそのままの状態で漂流して、貝殻だけの姿になって、打ち上げられたのでは、と、素人の想像に過ぎませんが、考えてみました。

長浜のある石巻湾でも牡蠣の養殖は盛んとありますが、長浜は海水浴場であり、確か遠浅と番組で言っていたように思い、養殖場があるようには見えず、おそらく他の牡蠣養殖場から流れて来たのかも知れません。ただ牡蠣の季節には収穫は1回ではないようで、また多くの養殖牡蠣の中には、吊るし棒から外れて、このような姿になる場合もあるかも知れず、この貝殻が大震災時のものかどうかは分からないわけです。
いずれにしても、何か象徴的と言ってもいい姿の帆立貝と牡蠣の貝殻がこの日の「心旅」で、最も印象に残りました。


「猫づくし」
二日間、朝の9時から猫の番組をそれぞれ110分、90分、見ました。
こんな時間に長時間猫のテレビを見ていていいものか、チラと頭をかすめましたが、私は早起きなので、実はこの時間結構ヒマ、そうでなくても大好きな猫のテレビ、何を置いても見ることに何の疚しさがあるのか、などと開き直って?みたり・・・

『猫大百科』と言うのと『マルタの猫』という番組です(NHKbs3.11月11日・12日9時〜)。
「マルタの猫」は以前、見たような微かな記憶があるのですが、内容は殆ど覚えていません。調べてみると、両番組とも2003年に初めて放送されたようです。

猫好きの方は見ておられると思われ、内容を紹介する必要はないと思います。
「猫大百科」では、文字通り猫のAからZまで種類とか習性とか色々紹介されるのですが、結構知らない品種も多く、しかしペルシアとして、典型的な白いペルシア一匹だけ紹介されただけで、ちょっと不満を感じましたが、次々に現れる猫達の姿にすっかり入り込んでしまいました。
長毛のフワフワした手触りを感じとったり、抱いた時の感触が伝わって来たり、肉球まで想像したり、すっかり画面の中の猫達に取り込まれてしまいました。

私は、退屈な映画を見ても、眠くなるのですが、特に音楽、ダンス系、気に入って、惹き込まれても、眠くなる傾向があります。
かなり前のことですが、タンゴのダンス・シーンが殆どの映画で少しの間熟睡したことがあり、それからアントニオ・ガデスの【カルメン】を見た時も何度か眠気に襲われました。

ガデスの来日公演の時はさすがに眠ったりしませんでした。
ガデスは早くに亡くなりましたが、スペイン人と結婚した若い知人にガデスが好きと話したところ、え、ガデスが好きなんですか、私の姑はあんな赤の人絶対許せないって言ってますよ、と言われ、フラメンコの象徴のように思っていた人なのに、そうなのかとかなり驚きました。

それからニューヨーク・モダン・バレーを見に行った時も、ちょっと寝たらしく、後ろの人が「寝てるよ」と小声で呆れたように言う声で目が醒めました。

すっかり脱線してしまいました。何故猫で居眠りの話が出て来るのかと言うことです。
色々な猫を見ていて、私はどうしても我が愛猫、ポロンとボウヤのことを思い出してしまうのですが、死んだ時のことをまた思い出している中に、いつの間にか夢の中に引き込まれ、私は9匹もの猫に囲まれて、抱っこしたり、撫でたり、思う存分猫と触れ合っていました。

その内にその中の一匹を選ばなければいけないと言われ、散々迷った挙句、長毛が若葉のような淡い緑色をしていて、抱くと、フワーッと溶け込むように私の腕の中に馴染む、ところどころに濃い緑と黒の×印の模様がある、不思議な感じの猫だけど、その時その猫が特に変わっているという感じは持っていない、それを選ぶことにしたら、じゃあ、9匹全部持って行っていいと言われ、わぁー嬉しい、あ、でも9匹もどうやって飼おう、そう思った時目が醒めました。
番組はまだ続いていましたが、かなりスキップしてしまったようです。
ただその時、すっかり疲れがとれたと言うか、今迄にない楽な、ゆとりのある気分になっていました。

番組の続きの夢を見るなど初めてのことです。
子供の時から、必ず夢は見て、それも荒唐無稽、波乱万丈、非現実的、その他とにかく奇妙奇天烈な夢が殆どだったのが、年をとってから、特に最近、自分に関係のある、身の周りのことの夢を見るようになりました。今迄夢で会いたいと思っても一度も会えなかった、亡き人々が夢に出て来るのです。彼らが身近になったのでは、と感じることもあります。
猫のこととは言え、現実がそのまま夢に続くなんて、何か感じるところがありました。
いずれにしても、こうやって、猫達の映像を見ることは、私にとって眠りを招くほどの癒しを得られることが分かったというわけです。

もう一つ、猫ドラマのこと。
ある日、「猫のドラマ」と言う、番組紹介が朝刊に載っていました。夜の11時、BS民放で、番組表を見たのですが、30分番組で、見つけにくい、と言うか、『猫侍』と言う短いタイトルだけが他の番組の前にチョコッと出ているだけ。目が悪いので、普通に見たら、見過ごしてしまう。
それと11時と言うのは、ニュース番組を見ていて、その途中でタイミングよく気がつくがどうか。

その夜は見ることができました。次、何曜日だったか(地方局の制作で各テレビ局によって、曜日、時間が異なるのです)今日あたりかしらと思って探すと、最初は見つけられない、もう一度よく見ると、あった、ところが新聞休刊日前の番組表で、日曜日の夜11時。今日は月曜日、あーあ、でも一度抜けてもさほど気にしなくてもいいと思います、主役は猫で、彼を見られればいいのですから。

江戸時代が舞台の時代劇です。主役の猫の名前は、玉之丞。真っ白な、きれいな可愛い猫です。三匹の猫が使われていると紹介にありました。
共演?は北村一輝。
私が見たのが3回目か4回目で、それまでに、貧乏な浪人の北村(調べてみると、名前は斑目久太郎と言うようです)は、ある商家の主人から、飼猫を切って欲しいと頼まれ(その主人が猫にメロメロになって、腑抜けになってしまい、化け猫扱いされるようになったためのようです)、切るつもりが、助けて、それからは自分の懐に入れ、久太郎自身がメロメロになってしまった、と言うのがそれまでの粗筋のようです。

タイトルと共に玉之丞は、一振りの刀の柄の辺りに片方の前足をのせ、居眠りをしている姿で登場します。
侍の命である刀も、玉之丞にとっては、枕代わりと言うところでしょうか。

久太郎が既に玉之丞にメロメロになってしまった後を見ているわけですが、いつも懐に入れていて、時々はオシッコをされたり、ノミがついたりして、猫見屋という、猫のことなら何でも知っているという者に聞いて、お風呂に入れて、サボンを使って体を洗う。
サボンをつけて泡をたてて洗われる時もじっとおとなしくしている。

玉乃丞は、危険を感じとると、自分専用の丸い篭型の入れ物の中に飛び込む。これの口が猫がやっと入れる位の丸い小さな穴なのですが、さすが、さっと飛び込む。

今のドーナツと思える、どなつぼうと言うものを食べたり、とにかく私は玉之丞にだけ目が行って、他のことはあまり覚えていません。
北村一輝が、いつもしかめ面をしていて、まるで玉之丞をたてているようにも見えますが、寧ろ、バリッと二枚目である方がドラマとしてもカッコよくなるのでは。
映画にもなるとか、楽しみにしています。  《清水町ハナ》

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